2023-12-08
生活

【紹介】考えすぎてしまうあなたのための本“「繊細さん」の本”

【紹介】考えすぎてしまうあなたのための本“「繊細さん」の本”
目次

はじめに

今回は公認心理師、HSP専門カウンセラーである武田友紀さんの発行部数50万部以上のベストセラー<u-pink>”「繊細さん」の本”<u-pink>を紹介させていただきます。

私自身が”繊細さん”タイプの人間です。それ故に日常生活で多くの課題を感じて生きてきました。しかし、この本を読んで、<u-blue>繊細さん特有の悩みの原因や対処法などが多数紹介<u-blue>されており、本を読み終えたときには自分のことが好きになっていました。

この本はそんな繊細さんにはぜひ読んでいただきたい1冊です。心がスッと軽くなりますよ。また、繊細さんではない方(非繊細さん)にも読んでいただきたいです。身近な繊細さんが日々どのようなことを感じているかを知っていれば、必ずその人の心の支えになります。

こんな方にオススメ!
▪︎他人の気持ちや空気を読むのが得意
▪︎相手を気にしすぎてしまいやすい方
▪︎疲れやすくストレスを感じやすい方
▪︎断ることが苦手な方
▪︎繊細さんを理解したい非繊細さん

そもそも”繊細さん”とは?

繊細さんとはHSPのことを親しみやすく言い換えた呼称です。「HSP」(Highly Sensitive Person)は日本語で直訳すると、「高度に敏感な人物」あるいは「非常に敏感な人物」と言う意味になります。ひと言で言うと、ちょっと感じやすい、気づきやすい、それでいて人や自分の感情に敏感な人のことを指します。より具体的には以下のような特徴を持った方を指します。

繊細さんの特徴
▪︎繊細:情報の取り込みが良く、細かいことにも気がつく。
▪︎感情的:自己の感情や他人の感情に敏感で共感力が強い。
▪︎反応性:物事に深く反応し、同じ事象に対しても平均以上の反応を示す。
▪︎内向性:情報の処理に時間がかかり、内向的な傾向がある。
▪︎ストレス耐性が低い:刺激的な環境やストレスに弱い。

上記の特徴を見ると、<u-bule>マイナスな面が多いと感じてしまうかもしれませんが、HSPは非繊細さんには持っていない素晴らしい力をいくつも有しており、「病気」でもありません。<u-bule>

“「繊細さん」の本”はどんな本?

この本は<u-pink>「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」<u-pink>を書いた本です。

先にも記載しましたが繊細さんは、繊細で周りの空気を感じやすく、ネガティブな印象を持たれがちですが、これは克服すべき課題ではなく”いいもの”として捉えることが、ラクに生きるための出発点と定め、全5章構成で基礎から学びつつ、繊細さんがラクに生きるための様々な技術を学ぶことができます。

各章の内容は以下のようになっております。

<u-green>第1章「繊細さんがラクになれる基本」<u-green>

この章ははじめに簡易的な「繊細さんテスト」を行い、あなたが繊細さんor非繊細さんかをチェックします。また、「”細かすぎる=繊細さん”なのか?」「繊細さんが元気に生きていけるためには」について書かれています。

<u-green>第2章「毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ」<u-green>

人間関係や環境など日々の生活の中で人一倍ストレスを感じやすい繊細さんのための、心の回復方法や防御術を紹介している章です。五感別で対処法が紹介されているため、実践しやすく実感を感じやすい内容が書かれていることでしょう。

<u-green>第3章「人間関係をラクにする技術」<u-green>

共感力の高い繊細さんは人間関係で疲れてしまうことも度々ありますよね。

この章では、「繊細さんにとっての最大の罠」や「人を嫌うことは大切なこと」という目からウロコな内容がたくさん書かれています。

<u-green>第4章「肩の力を抜いてのびのび働く技術」<u-green>

この章は社会で働く繊細さんならではの悩みをスッキリしてくれる内容がたくさん書かれています。頑張っても自信が持てない時、マルチタスクで焦ってしまう時の対処法から、幸せに働くための仕事選び術などが紹介されています。今のお仕事や職場環境でしんどいと感じている方は必見です。

<u-green>第5章「繊細さんが自分を活かす技術」<u-green>

繊細さんが持っている素敵な力、繊細さんである自分を受け入れることの大切さが記されています。

各章の簡単な紹介をさせていただいたところで、私が特に印象に残ったことや学んだことを少しだけ紹介させていただきます。

“「繊細さん」の本”で私が学んだこと

「人といると疲れる」のはなぜか?

非繊細さんがこのタイトルを読むと、「え?繊細さんは人が嫌いなの?一人でいることが好きなの?」と思うかもしれませんがそうではありません。繊細さんである私は、人と会ったりおしゃべりをすることがとても好きです。ですが宴会などの大勢の場に行く場合はあまり気が乗らないこともあります。「すぐに疲れてしまうし自分は人付き合いが苦手なのかな…」と考えることもありました。

繊細さんの多くが感じているであろうこの悩み、ここでは<u-pink>『感じる力が強く、刺激量が許容量をこえてしまう』からこそ感じる<u-pink>のだと記されています。

自分は信頼できる人との雑談はとても好きなので、人が嫌いなわけではないが、どうしてしんどくなってしまうのかが謎でした。ですが人が嫌いというわけでは全く無く、「コミュニケーションで感じる刺激の許容量は人によって違うだけ。別の角度から考えると、コミュニケーションで良い刺激も人並み以上に感じることができるからこそ、許容量に達するスピードが人より早いのかもしれない。」とポジティブに変換することができるようになりました。

同じ悩みを持った繊細さんは、無理なく自分に合った許容量の範囲でコミュニケーションを楽しみましょう。疲れてしまったときには、一人の時間を確保してお休みしてくださいね。

“考えすぎて動けない”ことありませんか?

繊細さんはやりたいことややるべきことを始める時、なかなか行動できないことはないでしょうか?私はとてもあります。それは能力がないわけではなく、<u-pink>『ベストがわかるからこそ動けない』という状態<u-pink>だそうです。なぜかというと、様々なシュミレーションを構想することに長けているためベストな状態が自然とわかるとのこと。

しかし、いざ行動をすることで見えてくることはたくさんあります。まずは「とりあえず」を意識して作業を開始することで、「ベストではないけど作業が進んでいる」「進むべき方向性が見えてくる」という状態が作れ結果的に良い結果を生むとされています。

まとめ

今回は”「繊細さん」の本”についての紹介をさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?

この本に出会う前の自分は「コミュニケーションが苦手なのかな?」「行動力がないのかな?」「強い人間になれないのかな?」等自分を下げるような考え方をたくさんしていました。それは、自分が”繊細さん”だということを知らなかったからです。

“「繊細さん」の本”を読み進めると、今までの悩みを一つ一つ肯定した上で解決策や実は弱みではなく強みであったことなんかを教えてくれました。今では人一倍の共感力や気付ける力を持っている自分のことが好きになっています。

素敵な力を持っている繊細さんだと気づいていない繊細さんに必ず読んでいただきたいそんな一冊です。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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