はじめに
今回は2022年4月20日ダイヤモンド社より発売の<u-pink>「いつもの言葉があか抜ける オトナ女子のすてきな語彙力帳」<u-pink>を読みました。
語彙力はもちろん他にも日々のコミュニケーションなど学ぶことがとても多い内容でした。とてもすてきな内容でしたので感じたことや学んだことを紹介させていただきます。
“オトナ女子の素敵な語彙力帳”はどんな本?
日常でのさまざまな会話を想定した言い換えが以下の例のように紹介されています。
紹介されている言葉は334語にも及び、構成は全11の章に分けられています。
しかしながら、<u-blue>レイアウトは非常に読みやすくスッと頭に入ってくるので読書が苦手な方も安心<u-blue>して読んでいただけるかと思います。
“オトナ女子の素敵な語彙力帳”で私が学んだこと
ここでは先に紹介した全11章の中から一部の章をピックアップし、私が感じたことや学びになったことを紹介させていただきます。
挨拶の言葉
■落ち込んでいる人に対しての声かけ
もし落ち込んでいるときに「元気がないですね」と言われると、「あ、元気がないように思われているんだ…」と余計に気分が下がってしまいますよね。
対して、<u-pink>”話を聞くよ”と言葉をかけてくれるだけでとても安心<u-pink>しますよね。
<u-pink>「あなたの味方」だという意思表示もこの言葉で伝えることができる<u-pink>のもいいですね。
困っている人に「なにかしてあげたい!」という気持ちも良いことですが、影響範囲外のことで実際に何をすれば良いのかわからない時もあります、そんなときは<u-blue>何かをするにこだわらず「見守る」を意識する。それこそが相手への気遣い<u-blue>だということも書いてありました。
私自身、身近に困っている人がいたら”何か助けになることをしなくては…”と焦ることがあります。ですが、ちょっとした声かけが何よりも心の支えになるんだと学びました。
■季節感をこめた挨拶
これからの季節は特に、残念の例に出ているワード以外にも「暑い〜」とネガティブな気持ちを込めて気温の話題を口に出してしまうこと皆さんもあるのではないでしょうか?
ですがこうして比較してみると言葉だけでも<u-blue>「夏本番ですね!」のほうがどこかスッキリとしていて爽やかな印象<u-blue>になりますね。ただでさえ暑い日は、言葉の力で自分も相手も晴れやかな気持ちになれたら素敵ですね!
これに限らずネガティブなワードを多用する人とは距離を置きたくなるもの、こういった自然な会話からポジティブな印象を持ってもらえるように気をつけようと改めて感じました。
気持ちを伝える言葉
■感動を伝える言葉
ここで例に出されていた<u-pink>残念な例は「すごく良かったです」<u-pink>です。
これに対しての回答はパターンごとに複数記載されていましたが、補足で記載されていた内容にとても感銘を受けたので紹介させてください。
その内容は<u-pink>「感動はオーバーに伝えてOK」<u-pink>です。
感動って言葉だけでは伝えることがなかなか難しいものだと思いますが、この本曰く「ジェスチャーをつけてオーバーに伝えて良い」とのことです。
なかなか今の感情を伝えたいけどそれに適した言葉が出てこない時ありませんか?
私はとてもあります。
色々な感情を発したいのに、<u-blue>語彙力や表現力の無さから「良かった〜」を連呼してしまいそんな自分に対して冷める<u-blue>ことがあります。ここは恥ずかしがらず素直に感動を体で表現していきたいと感じました。
ただ、上記のように「適した言葉が出てこない」という課題に対しては、語彙力を鍛える必要があると感じています。語彙力が鍛えられればより感動を表現し人生が楽しめそうなきがします。日頃の感動を振り返り、そのときに適した言葉を調べてみることも大切ですね!
この”感動を伝えることば”に付随して”美味しさを伝えることば”や”好きなものを伝えることば”という内容も紹介されておりとても勉強になりました。
例えば<u-blue>美味しさを伝える場合は、オノマトペ(シャキシャキ、パリパリなど)や五感の感想(香りや歯ごたえ)などで具体的な感想を伝える<u-blue>ことがポイントだそうです。
この章はその他にも、”悲しみに対しての対処法”も教えてくれてとても学びの多い内容でした。<u-pink>私と同じく感動を伝えることが苦手な方には特におすすめです!<u-pink>
打ち解ける言葉
■緊張をほぐすことば
この<u-pink>残念な例として「緊張していますか?」<u-pink>と言う言葉が挙げられています。
みなさんは緊張している方に対してどのように声をかけますか?
多くの方は、緊張している人に対し質問をしてしまっているのではないでしょうか。
想像してみてください、あなたが緊張している場面で「緊張してますか?」と質問をされたら、”まわりから緊張してるようにみられてる”という気持ちになって余計に焦りますよね。
これに対する<u-pink>すてきな言い換えは「大丈夫ですよ」「気楽にいきましょう」という声掛け<u-pink>です。
緊張や不安を感じている人には安心感をあたえる必要もあります。優しい声で声掛けをすることも意識して行うと良いと思います。
「大丈夫ですよ」という言葉の魅力
この「大丈夫ですよ」という言葉、私自身とても好きな言葉です。
この本では緊張をほぐす言葉として紹介されていますが、別の本ではこのようなときにも「大丈夫ですよ」が最適の言葉として紹介されていました。
それは、外食の際に相手がお水をこぼしてしまったりお皿を落としてしまった時のような、焦りを感じているときです。
<u-blue>とっさに発してしまう言葉としては「大丈夫ですか!?」<u-blue>かと思います。ですが、これも質問をしてしまっていて余計に焦らせてしまっています。こんなときにも<u-pink>「大丈夫ですよ、今店員さんを呼びますね」と声をかけることで、安心感に包まれる<u-pink>と書いてありました。
身近な人が緊張や不安を感じている場面は、声掛けをする立場の人も同じ気持ちを感じているケースが多いかと思います。ぜひその時は自分の気持ちを落ち着かせる意味も込めてやさしく<u-pink>「大丈夫ですよ、気楽にいきましょう」と声をかけてみましょう。<u-pink>
ほめる言葉
■シンプルに褒める
ここでの<u-pink>残念な例は「すごいですね」<u-pink>です。
先述の”感動を伝える”の場合にも言えますが、<u-pink>具体的に褒めることが大切<u-pink>だと感じました。
また補足として、<u-blue>”別の人や物と比べる褒め方は良くない”<u-blue>というのも記載されています。
たしかに「〇〇さんより頑張ってるね!」「〇〇のお店より美味しいね!」と褒められても、複雑な気持ちになり素直に喜ぶことができませんよね。
ここで紹介されている<u-pink>すてきな言い換えとしては「〇〇さんがいてくれるだけで安心します」のような存在そのものに関しての褒め言葉や「〇〇さんの説明はわかりやすいですね」といった具体的な内容を含む褒め言葉<u-pink>でした。
私は本職でフィードバックや感謝を伝えることが非常に多いのですが、ついつい「すごいですね」を使ってしまいます。今後は”誰に対して”や”具体”を伝えるように意識していこうと思います。
この章ではその他にも”センスをほめる”、”人柄をほめる”などが紹介されています。
<u-pink>コミュニケーションで相手との仲を深めるには「褒める」は強い武器<u-pink>です。日常でためになる内容がたくさん書かれた章でした。
まとめ
結論からお伝えすると、<u-pink>語彙力はもちろん、言葉の力や大切さを考え直すきっかけになる1冊<u-pink>でした。
言葉だけで人は前向きにも後ろ向きにもなれるということを改めて感じました。
つい不安を感じているあなた、行動できずに悩んでいるあなた、まずは<u-blue>希望ある明るい言葉を発してみませんか?「楽しい!」「幸せ!」「元気!」何でも良いです。簡単です。言葉を発する前よりほんの少し明るくなったと思います。<u-blue>
私もHSP気質で、色々なことを気にしてしまい正体不明の不安を抱える毎日です。
”言葉”はみんなの味方です。そんな自分を受け入れて毎日言葉の力を借りて明るく楽しい日々をこれからも過ごしていきたいと感じました。
是非<u-pink>オトナ女子に限らず、性別問わず読んでいただきたい一冊<u-pink>です。
タイトルにあるように「あか抜けて」いきましょう!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
この本を手にとっていただくきっかけになれたらそれ以上のことはありません。